
はじめに
妊娠後期になると、多くの妊婦さんが経験する「こむら返り」
。突然の足の痛みは驚くと同時に不安を感じさせることもあります。
この現象の原因と対策について詳しく見ていきましょう。
妊娠中にこむら返りが起こりやすい原因は?
1 筋肉の疲れ
妊娠中は体重が増加し、それを支えるために筋肉に負担がかかります
特に足の筋肉は常に緊張状態にあり、疲れがたまりやすくなります。
この疲労が積み重なることで、こむら返りが起こりやすくなります。
2 ミネラルバランスの乱れ
妊娠中はカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが赤ちゃんに優先的に送られるため、
母体のバランスが崩れやすくなります。
特にマグネシウム不足は筋肉のけいれんを引き起こしやすく、こむら返りの原因となります。
3 足の冷え
妊娠中はホルモンバランスの変化により、血流が悪くなることがあります。
特に足先の冷えは血行不良を引き起こし、筋肉の収縮を妨げるため、
こむら返りを引き起こすことがあります。
4 むくみや血行の悪さ
妊娠後期になると、子宮が大きくなり血管を圧迫するため、
足の血行が悪くなりやすいです。
このため、むくみが生じ、筋肉が収縮しにくくなり、こむら返りが発生しやすくなります。
妊娠後期のむくみや冷えに注意を
1 脚の疲れ、むくみを予防しよう
長時間立ちっぱなしや座りっぱなしを避け、適度に歩いたり足を動かしたりすることが大切です。
特に、足首を回す運動や足を上げて休むことが効果的です。
これにより血行が促進され、むくみが軽減されます。

自分で足のマッサージをするのが、大変な方はリラクゼーションなどでフットマッサージを受けるのも
アリですが、
マッサージの施術で体調を崩したり、おなかの赤ちゃんに影響がでたり、また店によっては妊婦さんは期間関係なく断る場合があります。
フットマッサージを受ける場合は、担当の先生に相談の上されることをおすすめします。
2 ミネラルの豊富な食事を取ろう
マグネシウムやカルシウムを豊富に含む食事を積極的に取り入れましょう。
具体的には、ほうれん草、ナッツ類、乳製品などが良い選択肢です。
これらのミネラルは筋肉の正常な収縮を助け、こむら返りを予防します。

普段の食事でミネラルを摂るのが難しい場合は、マルチミネラルのサプリメントを摂るのがおすすめです
但しサプリメントによっては体調を崩したりすることもありますので、サプリメントを使用する前に
担当の医者に相談の上使用してください
3 足や下半身を温めて血行促進を
冷えが原因の一つであるため、足や下半身を温めることが重要です
。温かいお風呂に浸かる、湯船に浸かるのが苦手な方や時間のない方は足湯もおすすめです。
温かい靴下やレッグウォーマーなどを履くなどして、常に足元を温かく保ちましょう。
これにより血行が改善され、こむら返りを防ぐことができます。
まとめ
妊娠後期には、むくみや血行不良、ミネラル不足や疲労などの要因が重なり、
こむら返りが起こりやすくなります。
適切な運動や食事、温かい環境を整えることで、
こむら返りの予防とともに、妊娠中の他の不調も改善できるでしょう。